冒険のエスプリ_14 / Smash Burger

その昔、お世話になった会社の社長が良く口にしていた格言がある。
「右手にロマン、左手にソロバン」だ。何とも洒落た格言ではないだろうか。
ビジネスマンたる者、ソロバンを決して忘れてはいけない、けれどもロマンも決して忘れてはいけないのだ。
僕の場合、ロマンばかりを追い過ぎて何処かにソロバンを忘れてきた様だ。
そもそも、ソロバンの使い方を知ろうとしなかったのも問題なのだが。
それはさておき本日、この格言にもう1つ加えるべく僕は伝えたい事がある。
それは、「右手にバーガー、左手にビアー」だ。
まずは熱々のバーガーを口内火傷と引き換えにかぶりつく、そして間髪入れずにキンキンに冷えたルービーで完全鎮火させる。サウナで言うなら熱々に火照った身体と水風呂を繰り返した後に休息をすることで深いリフレッシュ感で満たされる事、いわゆる「整う」と似ている気がする。
ちなみに僕はサウナーでは無い。
バーガーだ。
更に言えば昔、コメディアンの有吉さんがとあるテレビ番組で自分の特技を披露していたのだ。それは、激熱のおでんを一気喰いする番組で、普通の顔をしておでんの大根を丸呑みする姿に飛ばされた。対戦したプロレスラーでも参ってしまうぐらい有吉さんの特技に僕は魅了された。
その日を境に僕も熱々の物を一瞬で食べてみたくなり、出来立てのたこ焼きなどで練習してみたのだが2、3日口内がズル剥けなんてことはザラだった。
口内は直ぐに完治するとは言え、皆さんは気をつけて欲しい。
色々な過程を経て来た僕が衝撃を受けたのがこのSmash Burgerだ。見た目はあまり絵にならないがめちゃくちゃ美味いのだ。
正確にはオクラホマ・オニオン・チーズ・バーガーと言うらしい。
何が良いかって、肉を熱々の鉄板で上からジューっと押さえ込みぺっしゃんこ&肉の端がクリスピーエッジになるまでカリカリに焼き上げる。そしてチェダーチーズを上に優しくおき、とろけた頃にこんがり焼き色が付いたバンズでハードに挟み込むワシャっと食べる。
記事を書いていてお腹がグーグー鳴り出したので今日はこの辺でペンを置くとしよう。