冒険のエスプリ_12 / Customキング

幼少の頃から僕はプラモ作りが大好きだった。
近所の玩具屋に行って興味のあるプラモの箱を手に取り開けて中身をチェックしてまた次の箱へと移る作業を永遠としていた。
パッケージ1つ1つが宝箱にしか見えなかったのは皆もそうに違いないのではないだろうか。
クルマ、戦車、バイク、戦闘機、古民家、そしてお城などプラモの幅は割と広いジャンルにまで手を出していた気がする。
田宮プラモデルコンテストに応募して賞をもらった事もあるのだ。その翌年も応募したのだがその時は当時大好きでハマっていたル・マン24時間レースの影響も大きく、よくレーシングカーの写真集を見たり絵に描いたりしていた。
コンテストではスカイラインのbodyとシャシーを使用したのだが余計な部分を全て排除してバケットシートを大胆にも真ん中に固定しF1のエンジンをその真後ろに置くと言う素人ならではの大胆不敵マシンを創り上げてしまったのだ。
結果はユニーク賞なるものを頂き僕はトロフィーを受賞したのだ。
それ以来というか描いたり塗ったり貼ったりなどクラフトなど美術全般に興味があった気がする。
いい歳のオジサン・デザイナーになった今でも僕は昔と同じ様にマスキングテープとTAMIYA COLORを駆使して自分だけのシグネチャーモデルならぬ遊びを繰り返している。同時に元スケーターと言う事もありステッカーチューンも大好物なのです。
市販のグッズに飽きてしまったらひと手間加えて世界に1つしかないProto typeな物を作ってみるとthe world is yours. 世界は君だけの物になる。