冒険のエスプリ_06 / My BARK RIVER KNIFE

僕は幼少の頃からナイフが好きだった気がする。今となってはコンプライアンスだ何だって問題になるかもしれないが当時の僕は純粋にナイフの形やデザインがカッコイイと思っていた。昔、アメ横のガンショップでまだ低学年の頃に見て心を奪われたサバイバルナイフ。大型タイプで歯の背の方にはノコギリの様な歯があってそれはゴツい印象だった。しかも取手の部分には秘密のポケットがり、くるくる回すスクリュートップになっていて、裏蓋には大抵、包囲磁石が装備されていて、筒のポケットにはFirst Aid Kitやら裁縫セットやら釣り糸、釣り針などを持ち運べる優れ物がスタンダードだった。そりゃ〜ランボーも持ってる訳だ。映画ランボーを観て気持ちをポンプアップしてからお年玉をグシャリと乱暴にポケットに詰め込んで僕はランボーと同様のサバイバルナイフをカウンターに無造作に置いた。すると、ジョン・ランボーみたいなロン毛の兄ちゃんが、僕ちゃん何歳?ってか何年生!?と聞いて来やがったのだ。未成年も未成年すぎの当時の僕には売ってくれなかったのだ.........
とは言いつつも僕はお婆ちゃんを連れてまた同じショップに舞い戻り、その兄ちゃんからサバイバルナイフを買ったのは言うまでもない。
あれから30年くらい経っただろうか。僕は未だにナイフが好きだ!料理に焚き火に欠かせない便利な冒険グッズだけに冒険には必要不可欠な物だと思う。気づいたら二児のパパになり大人になったせいかデザインは至ってシンプルな領域に突入してきた事は間違いない。キャンプを通じて知ったアメリカ製のバーク・リバーナイブス。刃先からグリップエンドまで鋼が続くフルタングのナイフはでグリップも多種多様だ。焚き火の際の薪割りバトニングもやり易く、フェザースティックなど縁先なナイフコントロールも可能だ。そして何と言っても肉を豪快に美味しそうに切ることも出来る唯一無二なナイフなのだ。
ナイフを肴にウィスキーでも飲りたくなる今日この頃だ。